6.常同行動(繰り返し行動)

発達障害支援アドバイザー協会
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自閉症の子どもは、視覚・聴貨・触覚・味覚などの働き方がふつうの人とは異なっています。さらに、その独特の感じ方によって得られる刺激が本人にとっては好ましいものであるために、同じ刺激を受け続けようと、一定の行為(動作)を繰り返し行うことがあります。

このような行動を常同行動(繰り返し行動)といいます。

また、特定の刺激を受けることを好む行動であるという意味から、自己刺激行動とも呼ばれていますなると考えられています。

これらの常同行動は、他人の目には奇妙な行動としか映らないため、なかなか理解してもらえませんが、子どもが特定の刺激を受け続けたがることには、相応の理由があります。

多くの場合、緊張や不安を強いられたり、やりたくないことをやらされようとしたり、ひどく不快な思いをさせられたりしたときに、その状況から逃れて気持ちを安定させようとして常同行動をとると言われています。

つまり、常同行動がみられたときは、子ども自身がストレスを感じているのだと察することができます。