発達障がい
発達障がい · 2023/02/04
ひらがなやカタカナの場合は、たとえば「わ」と「れ」の間違い、「シ」と「ツ」の間違いというように、形の似ている別の字を書いてしまうことがあります。
また、「へ」と「く」のように、90度回転させると同じ形に見える字を書き間違えることや、左右を裏返したような「鏡文字」を書く子もいます。
漢字になると、さらに困難になり、偏は正しいがつくりが違ったり、横棒や縦棒を1本多く書いたり、少なく書いたりといった誤りが生じやすくなります。また、手本を見ながら、文字を書き写すことはできるが、手本を隠してしまうと書けないというケースもあります。
文字を正しく覚えることはでき、それを発音することはできるが、思い出して書くことができない子もいれば、文字を認知する段階で、誤った形で覚えてしまい、思い出して書くときにそのまま書いてしまう子もいます。
表面的な特徴だけをとらえれば、同じように「文字が正しく書けない」状態といえますが、脳の機能を細かくみれば、つまずきの箇所はひとりひとり異なっていると考えられます。
発達障がい · 2023/02/02
LDは、大まかにいえば、「認知」にかかわる障害だといえます。その基盤となっているのは、脳のなかの文字を認知する過程における不具合があるディスレクシアです。しかし、LDのなかには、文字の認知だけでなく、数字や記号を覚えたり、数の概念を理解したり、図形や空間を認知したりすることにつまずく子どももいます。
また、LDと併せて、ADHDや発達性協調運動障害(手足などの別々の動作を協調させて行う運動がうまくできない障害)などの行動特性をもつ子もいます。
ADHDを併せ持つと、注意力のなさや落ち着きのなさもみられるようになりますし、発達性協調運動障害を併せ持つと、ひも結びやハサミの使い方がぎこちなくなったり、なわとびやボール投げなどの運動がうまくできないといった特性もみられるようになります。
ひも結びやハサミの使い方がぎこちなくなったり、なわとびやボール投げなどの運動がうまくできないといった特性もみられるようになります。
発達障がい · 2022/12/13
① 児童相談所
身体障害・知的障害・発達障害に関する相談だけでなく、しつけや性格なとについての育成相談や、一般的な健康管理に関する相談にも応じてくれます。
➁保健所
地域住民の健康の保持と促進を行う機関で、障害児については保健相談や指導などを受けることかできます。
③福祉事務所
主に福祉関係の手続きを行うところで、身体障害知的障害のある児童の福祉サーピスに関する相談に応じてくれます。
④児童相談センター
児童相談所の役割を持つとともに、総合的な診断・治療・指導の機能も併せもちます。
緊急性のある相談については、休日・夜間でも対応が可能です。
⑤保健センター
保健所の機能をより身近にした機関で、乳幼児の保健指導や健康診査を担当しています。
⑥児童家庭相談窓口
すべての児童の健やかな育成を目的とした窓口で、保健センターや福祉事務所に設置されていることもあります。
⑦発達障害者支援センター
発達障害児(者)とその家族に対して、専門的な相談に応じてくれます。
発達障がい · 2022/12/12
◎漠然とした不安でもまずは相談してみる
障害が疑われた場合に、健康や育成について幅広い相談ができるのが児童相談所や保健所です。
児童相談所は、障害のある児童だけでなく、18歳未満のすべての子どもを対象にしており、一般的な健康相談にも応じてくれます。
保健所は、障害の有無や年齢にかかわらず、地域住民の健康に関する相談や指導をする機関で、妊娠時からサポート体制が整っています。
これらには、さらに地域に密着した役割を務めるために、児童相談センターや保健センターが設けられています。
すべての児童の健やかな育成を目的とした児童家庭相談窓口でも、障 害児に関する相談をすることが可能 です。市区町村によっては、保健センターや福祉事務所の中に設置されている場合もあります。
また、発達障害については、発達障害者支援センターで専門的な相談をすることもできます。
発達障がい · 2022/12/11
障がいが疑われたらどこに相談したらいいでしょうか?
障害の種類や状態、相談したい内容によって、相談窓口はいくつかあります。
まだ疑いの段階であれば、児童相談所や保健所なとで育成相談や保健相談を受けてみるとよいです。
◎日常生活で障害が疑われたら身近な相談窓口を利用する
健診で障害が疑われた場合、診断によっては診察した医師から専門医を紹介されます。
しかし、日常生活のなかで、うまくコミュニケションが取れなかったり、視線を合わせることができないなど、成長し始めるにつれて気がかりなことが現れる場合もあります。
そのようなときは、次回の健診を待たず、身近なところにある相談窓口を利用しましょう。
乳幼児期に現れる障害は、早期発見によって症状が軽減されるケースも少なくありません。