![発達障害支援アドバイザー協会](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=416x1024:format=jpg/path/s4e6954dc23195c42/image/i1fc8e738992dd222/version/1675863299/%E7%99%BA%E9%81%94%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%BC%E5%8D%94%E4%BC%9A.jpg)
ひらがなやカタカナの場合は、たとえば「わ」と「れ」の間違い、「シ」と「ツ」の間違いというように、形の似ている別の字を書いてしまうことがあります。
また、「へ」と「く」のように、90度回転させると同じ形に見える字を書き間違えることや、左右を裏返したような「鏡文字」を書く子もいます。
漢字になると、さらに困難になり、偏は正しいがつくりが違ったり、横棒や縦棒を1本多く書いたり、少なく書いたりといった誤りが生じやすくなります。また、手本を見ながら、文字を書き写すことはできるが、手本を隠してしまうと書けないというケースもあります。
文字を正しく覚えることはでき、それを発音することはできるが、思い出して書くことができない子もいれば、文字を認知する段階で、誤った形で覚えてしまい、思い出して書くときにそのまま書いてしまう子もいます。
表面的な特徴だけをとらえれば、同じように「文字が正しく書けない」状態といえますが、脳の機能を細かくみれば、つまずきの箇所はひとりひとり異なっていると考えられます。