1.赤ちゃんは、おっぱいがほしくなったり、おむつが濡れたり、抱っこしてほしくなったりすると、泣いて気持ちを伝えようとします。また、あやすとほほえみ返したり、ケラケラと笑い声をあげて喜んだりします。
ハイハイができるようになると一番身近くにいて自分の世話をしてくれるお母さんのあとをついて回る「あと追い」をしたり、お母さんが見えなくなると、泣いてお母さんを求めたりします。
こうした反応は、赤ちゃんがお母さんなど身近な人との距離を縮めるためにとる「愛着行動」といいますが、発達障がいの特性をもつ子どものなかには、こうした反応をほとんど示さないような子どもがいます。
ひとりで部屋にいてもぐずったり、泣いたりせず、歩き回ったりすることも少ないので、保護者さんは後から振り返って、「育てやすい子どだった」といった印象を持つことが少なくありません。