5.発達障がいの特性をもつ子どものなかには、感党が非常に敏感な子どもがいます。
音に敏感な場合は、ほかの人は気にならないような音でも、轟音が嗚り響いているように感じたり、ときには強烈な痛みを感じたりすることもあります。肌が敏感な場合は、服のタグや縫い目がヒリヒリしたり、焼けつくような痛みを感じたりすることがあり、肌ざわりのよい服だけを着たがることがあります。
また、保護者さんが愛情から抱きしめても、息ができないような強烈な圧迫感を感じたり、手を軽くつないでも痛みを感じたりして、抱きしめられることや手をつなぐことを嫌がったりすることがあります。疲れたり、おなかがすいたり、ストレスがあったりすると感党がいつもより敏感になることもあります。逆に、血が出ていたり、頭を床に打ちつけたりしても平気など、鈍感な面をあわせもつこともあります。