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気になるサイン(偏食が強い)

6.発達障がいの特性をもつ子どものなかには、味覚や嗅覚が非常に敏感な子どもがいます。

味覚が敏感な場合は、一般的な味つけを非常に濃く感じたり、食べ物によっては、砂やゴムを噛んでいるように感じたり、強い粘つきを感じたりすることがあり、その食べ物を嫌がることがあります(大人でもそうした感触がするものはつらいですよね)。

嗅覚が敏感な場合は、給食室からただよう調理のにおいで気分が悪くなったりすることもあります。

このような反応は子どもによってそれぞれ異なり、多種多様です。一見、わがままや単純な好き嫌いにみえるかもしれませんが、感覚のかたよりによって起こっていることなので、叱ったりすることでは決して解決しません。食事のたびに、「残さず食べなさい!」などと、きっく叱られ続けてしまうと、食事をすること自体が楽しくなくなってしまうことがあります。