13.発達障がいの特性をもつ子どものなかには、ふだんとは違う環境にとまどいやすく、不安を感じやすい子どもがいます。行事やイベントがあるときは、ふだんとは違う雰囲気になり、スケジュールも変更されることがあります。例えば、運動会が近くなると、時問割りが変わったり、大きな音が聞こえたり、体操着で過ごす時間が増えたりします。
通常の授業とは異なることが多くなるため、そうした変化を楽しむことができずに、不安が強くなって、練習への参加を拒んだり、どうしたらいいのかがわからなくなって泣きわめいたりすることがあります。また、ふだんとは違う雰囲気に気持ちが高ぶり、はしゃいだり気持ちにブレーキがかかりにくくなって、列に並ばずに勝手な行動をしてしまうなど、集団行動や共同作業ができなる子どももいます。