14.予期しないプレゼントやイベントがあると、多くの人はそうした変化やわくわく感を楽しみます。

しかし、発達障がいの特性をもつ子どものなかには、一般的には楽しいとされる予定変更であっても、それが強い不安になったり、そのことによってイライラしたりする子どもがいます。

「あのあとどうなるのかな」「こんなふうになるのかな」と思いをめぐらせたり、想像したりすることが苫手なのです。

日常生活のなかでも、例えば物の配置が変わったり、通学路が急な工事で通れなくなったり、いつも食べているヨーグルトのメーカーが変わったりするなど、ほかの人にはささいな変化でもとまどいを感じます。

また相手の話を口頭で理解することが苦手な子どもの場合は、急な予定変更を口頭だけで告げられてしまうと、不安が大きくなり、泣きわめくようなパニックを起こすこともあります。