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20.子どもは、表情や態度、言葉数や声の調子などに自分の感情がストレートにあらわれます。しかし、発達障がいの特性をもつ子どものなかには、自分の気持ちが表情にあらわれにくく、自分の感情を伝えるのが苦手な子どもがいます。例えば、その子には不安になったり、イライラしたり、怒りが込み上げてきたりする確かな理由があるのですが(予期しないスケジュールの変更で極度の不安を感じたり、感覚過敏のために、ほかの人にとっては穏やかな光でも、目に突き刺さるように感じたり、冗談を真に受けてしまったりするなど)、周囲の人は、その感覚がつかみずらく、前触れなく怒ったり、ふさぎ込んでいるようにみえてしまいます。
ずっと不快な気持ちを抱いていても、それが周囲には伝わらず、結果として、堪忍袋の緒が切れたところで感情表現に至り、誤解されてしまうことがあります。