発達障がいの特性をもつ子どものなかには、遊びのルールが守れなかったり、友だちとのゲームで負けそうになると、かんしゃくを起こしたりする子どもがいます。
そうした行動をとる理由はいろいろ考えられますが、その子にとってルールが難し過ぎるのかもしれませんし、勝つことへのこだわりからかもしれません。いずれにしても、そうした特性への理解ある配慮や支援がないと、自分の思い通りに物事を運ぼうとするわがままな子だと思われてしまい、周囲と衝突してしまいます。また、順番を待っことが苦手な子どもいます。「順番に並びましょう」と言われても、「順番に並ぶ」という意味が分かりにくい子どももいれば、どうしても1番目に並びたいという子どももいます。せっかちな子は、友だちの話に割り込んで自分の話をするため、「ずるい子」「自分勝手な子」と誤解されることがあります。