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気になるサイン(話を聞くことが苦手)

発達障がいの特性をもつ子どものなかには、話を聞いて理解することが苦手な子どもがいます。例えば、私たちは、授業で先生が、「はしをわたる」と言ったら、文脈から類推して「はし」が「橋」か「箸」かを、一瞬で聞き分けます。

しかし、聞いた言業を文字化するところにつまずきがあると、口頭での話を理解することが難しくなります。

聴覚に感覚過敏がある場合は、色々な音が同じボリュームで耳に飛び込んでくるため、先生の話がほかの音にかき消されて、聞き間違いをしたり、聞き取りにくかったりします。また、相手の話は聞いて理解できるのに、白分からはうまく話せない子どももいます。

私たちは話をするとき、頭のなかで一瞬のうちに文法や物事の順序、単語などを整理していますが、そこにつまずきがあると、順序立てて話ができなかったり、話すのに時間がかかったりします。