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発達障がいの特性をもつ子どものなかには、算数が苦手な子どもがいます。つまずきのあらわれかたは、ひとりひとり異なります。例えば、
ひとケタの計算はできるのに、繰り上がりや繰り下がりのある計算はできなかったり、ひっ算の位取りを聞違えたりすることがあります。
また、読むことにつまずきがある場合は、20+30はすぐできるのに、
「りんごはひとつ20円、みかんはひとつ30円です。りんごとみかんをひとつずつ買うといくらでしょうといった文章題になると解けなくなることがあります。
空間把握が苦手な場合は、三角形の高さを求めたり、球や立方体などの
見えない部分をイメージしたりするような、わかっていることからわからない部分を類推することが苦手な場合があります。
数字の概念の理解や、四則計算の記号の活用、九九の暗記につまず
いてしまうこともあります。