発達障がいの特性をもつ子どものなかには、手と足を一緒に動かしたり、あるいは両手を交互に動かしたりすることが不得意な子どもがいます。その場でのジャンプは上手にできるけれど、なわとびになるとできなくなったり、かけっこもジャンプもそれぞれできるけれど、とび箱になるとできなくなったりすることがあります。
また、自分の身体の大きさや、輪郭、手足を伸ばす感覚などがわかりにくいために、ドアや家具に身体をぶつけやすかったり、階段の上り下りがうまくできなかったりする子どももいます。
机の下の消しゴムを拾うおとして机に頭をぶつけてしまうなど、日常生活の動作がぎこちなくなってしまうこともあります。マット運動や鉄棒、キップができなかったり、ダンスや体操など、お手本を見ても思うようにまねすることができなかったりする子どももいます。