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TEACCH(「見てすぐわかる」それが構造化)

TEACCHの基本理念のひとつに「構造化」があります。

自閉症スペクトラムの特性をもつ子どものなかには、耳で聞いた言菜は記憶に残りにくく、漠然とした空間や時間の把握、想像力を必要とするコミュニケーションが苦手な一方で、目で見たものを理解するのは得意で、興味・関心のあることについては優れた記憶力を発揮する子どもが少なくありません。

こうした特性に配慮し、空間や時間、手順などを「見てすぐわかる」ように作り変え、子どもが安心して過ごせる環境に整えることを「構造化」と言います。

 

自閉症スペクトラムの特性を持つ子どもは、ひとつの場所に複数の用途があると混乱してしまいやすいので、混乱してしまいやすいので、混乱しないように、「ここは食事をするところ」「ここは勉強するところ」と場所ごとに意味付けをして区切り、「何の目的で使用するか」が見てわかるように環境を整えます。

 

これも構造化の一つです。