発達障害を持つ社会人の多くが抱える課題の1つが、スケジュール管理の難しさだ。
ASDには、計画的に行動することが苦手という特性がある。それは、気持ちを切り替えることの困難さに原因があると考えられます。
興味の対象に注意が向くと、仕事の予定など自分にとって重要なことも含めて他のことにまったく無頓着になってしまうのです。
ASDの場合は、まずスケジュールを自分の興味の対象に持ってくることが必要になります。
ADHDは逆に、気が散りやすい特性を持つので、極端な場合、予定を覚えていても目の前のやりたいことを最優先にしてしまうことがあります。
ADHDの場合は、常に予定を守ることを最優先にするため、自分を「刺激しておく」工夫が必要です。
ADHDを抱えていると、ものをなくしやすいことも多い。予定を聞いて適当な紙という場合にメモしてしまい、そのまま仕舞い込んで忘れてしまったりもする。予定を管理するものは、なるべく統一させておく必要があります。