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自分にベストのスケジュール帳管理

ASDでもADHDでも、手帳に対して特にこだわりがない場合、安いメモ帳で済ませがちになります。

本来どちらも、ものに対する愛着や嗜好は強い人が多いのでコレクター趣味があったり、「ものが捨てられない」というタイプが多いのも、このためです。

逆に愛着や興味が持てないものは、どうしても忘れがちになってしまう。

そこであえて手帳にこだわってみることで、自分の手帳に愛着を持てるようにしてみましょう。

 

手帳にこだわりを持つことで、スケジュールに意識を向ける

年や年度の変わり目には、大型の文具店に手帳コーナーが設置される。自分がしっくりくる手帳を見つけるまで、何軒でもハシゴするのが良いでしょう。

使いやすさも重要ですが、手触りや色、デザインといった点もおざなりにできない。最低でも、1年付き合うのに見合う品であるのが条件になります。

良い手帳は、やはりそれなりに値が張ります。予算の都合もあるだろうが、ここは少々高価であっても一番気に入ったものを選ぶことをすすめたい。

妥協は愛着への邪魔になる。仕事の必要経費と思い切ることも、ときには必要です。

こだわりの手帳を持つことで、これまで予定を忘れがちだった人が、一転スケジュールにうるさいビジネスパーソンになる例もあるかもしれません。

特にASDは本来、約束や予定には厳密な性格が多いです。無頓着になりさえしなければ、几帳面さは人並み以上にあるのです。

ビジネス系の手帳にお気に入りのものが見つからないときには、趣味系の手帳を使う選択肢もある。

歴史が好きならば、歴史手帳や戦国手帳、幕末手帳といった商品が発売されている。鉄道手帳、天文手帳、猫手帳とジャンルもさまざまあります。

どれもスケジュール機能があり、予定を書き込むことができる。

趣味系の手帳を仕事で使うことに抵抗を感じるかもしれませんが、それで仕事がうまくいくのであれば実利のほうが重要です。

表紙がちょっとビジネスにはそぐわないときには、サイズに合わせた手帳カバーも購入しておくと良いでしょう。