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ASDの関わり方(前編)

言葉かけは統一してシンプルに

言葉を字義通りに受け取りやすく遠回しな表現や慣用句、 代名詞などを使うと混乱しやすくなります。

「ゆっくりと」 「短い言葉で」「具体的」に伝え、繰り返し同じ指示を出すときは、伝え方を統一しましょう。

 

落ち着ける環境を用意する

感覚過敏がある子どもの場合は、見えるものや聞こえるものからの刺激を絶えず受けてしまいます。気が散らないように装飾のない静かなスペースを確保し、できればひとつの場所はひとつの目的で使用できるといいでしょう。

 

活動の流れを視覚的に伝える

ちょっとした変化に不安を感じやすい子どもの場合は、見通しが立つと安心します。

また、音声よりも字や絵の方が理解 しやすいので 予定している活動は、絵や写真を使って一覧にして見せると安心して活動に取り組めまます。

 

楽しく取り組める工夫を

興味•関心の範囲が狭い子どもの場合は、 関心のあることを使うのもひとつです。

例えば、電車が好きな子には算数の問題に電車を登場させてみましょう。

スモ ールステップでの取り組みや、「できた!」という達成感がやる気を育てます。

 

パニックには冷静に対応

子どもがバニックを起こした場合は、パニックにはできるだけ注目せず、静かな場所へ連れて行き、落ち着くまで待ちましょう。

バニックがおさまったら 「よくがまんできたね」とほめ、”叱らないが譲らない” という態度を貫きましょう。