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ASDの特性

1. 明確な指示がないと動けない

2. 場の空気を読むことができない、空気に沿った対応ができない

3. 冗談が通じず、会話の行間や間を読むことができない

4. 曖昧なことを理解できない

5. 好きなことは延々とやり続けてしまう、話し続けてしまう

6. スケジュール管理ができない

7. 自分が興味のないことは頑なに手を出そうとしない

8. 急な変更にうまく対応できず、だまされやすい

9. 名前を呼ばれないと自分だと気が付かない

10. 相手の気持ちをおもんぱかれない、人を傷つけることを言ってしまう

 

アスペルガー症候群は、自閉症を中心とした自閉症スペクトラムに含まれます。自閉症スペクトラムに共通してみられる特徴は、対人関係を構築したり、人と意思疎通をはかったりすることがうまくできないという点です。

特に、アスペルガー症候群の場合、ことばの遅れがないために、コミュニケーション能力に問題はないと誤解されやすいのですが、他の人の言葉を文字通りにしか受け取れず、婉曲表現や皮肉が理解できなかったり、思ったことを相手の気持ちを察することなく正直に口にしてしまったりして、人を不快にさせてしまうことがあります。

なぜ相手を怒らせてしまったのか、自分でも理解できずに悩むケースも少なくありません。社会性を育むためには、コミュニケーションのとり方の基本を練習するなど、なんらかの支援が必要になります。

また、アスペルガー症候群の子どもが、ここにあげる行動特性のすべてを持ち合わせているわけではありません。個人によって、特性の現れ方は異なります。