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ASDの子どもの対応方法(後編)

◉相手の気持ちや表情・身振り手振りがわからない

表情や身振り手振り、視線などから、相手の状況を読むことや気持ちを理解することが不得意です。結果的に友だちを意図せず傷つけたり、集団行動を乱してしまうことがあります。

 

◉対応方法

・表情だけではなく、言葉や動作なども交えて伝える

・あれ、それなど、代名詞は避ける

・ルールや指示は分かりやすく伝えるなど

 

◉光や音、温度、匂いなどに過敏に反応する(感覚過敏)

感覚過敏のある子どもは、音や温度、匂い、光など、感覚刺激に敏感に反応します。過敏な感覚がパニックやかんしゃくを引き起こす原因になることもあります。いっぽう、痛みなどには鈍感な子どももいます。

 

◉対応方法

・装飾のない静かな環境を用意する

・音や光など、感覚刺激の原因になるものを少なくする

・騒がしい場所ではイヤマフや耳栓、フードをかぶるなど