アスペルガー症候群

対人関係の困難?
場の空気を読むことや相手の気持ちの理解やそれに寄り添った言動が苦手な傾向があります。そのため、場にそぐわなかったり、自己中心的と思われたり、相手を傷つけたりするような発言をして、周囲の人からひんしゅくをかうことがあります。そのような理由から対人関係を上手に築くことが難しくなることがあります。

コミニュケーションの困難?
会話は表面上問題なくできるのですが、行間を読むことが苦手です。言葉をそのままの意味で鵜呑みにしてしまう傾向があるため、人の発言を勘違いしやすく、傷つきやすい面があります。
具体的な特徴としては、曖昧なコミュニケーションが苦手だったり、言い方のキツい不適切な表現をしてしまうことがあります。また複数の人がいる場面だと誰に対して発言しているのか分からなかったり、相手や環境の変化に気づかないことがあります。

アスペルガー症候群の特徴
アスペルガー症候群には大きく分けて「コミュニケーションの困難」「対人関係の困難」「こだわりが強い」という3つの困難さがあります。また、その他の特徴として「感覚の偏り」や「運動のぎこちなさ」といったものがあります。

アスペルガー症候群の原因は?
アスペルガー症候群の原因ははっきりと分かっていませんが、素因としては先天的な遺伝的要因にあるのではないかと考えられています。それが胎児期や出生後に脳や心身が発達する中でさまざまな環境要因と相互に影響し合って脳機能障害として発現すると言われています。 最近は、発達が気になるお子さまへの早期療育をおこなう例が増えてきています。早期から介入し療育をおこなうことで、特性自体を治療することは難しいものの、いじめ、不登校、抑うつなど二次的な問題を予防することがきると言われています。

アスペルガーは発見が遅れやすい?
アスペルガー症候群は知的発達や言語発達の遅れがないため、幼少期からアイコンタクトの少なさや気持ちの共有がしにくいといったコミュニケーションの取りにくさは感じつつも、発達的な課題があることに気づかれにくいところがあります。また表面的な言語的コミュニケーションを取ることができ、学力的にも問題が生じていない場合もあるので、大人になるまで分からなかったという方もいます。

アスペルガー症候群とは?
古い診断名(ICD-10。DSM-Ⅳではアスペルガー障害と表記)で、現在は自閉症スペクトラム障害(DSM-5)に含まれる障害です。 対人関係の障害やパターン化した興味や活動という自閉症の特徴はありつつ、言葉の発達や知的発達に遅れが見られないことが特徴です。類似のものに、高機能自閉症というものがありますが、こちらは診断名ではなく、主に教育の領域で使われる言葉で、知的発達の遅れのない自閉性障害を指します。